デジタルとアナログの中庸

日常はITにどっぷり、時々市中の山居。

TheESSENCEofYOGA@vedaTokyo に参加してきました。

吉川めいさんのコンセプトスタジオ、vedaで行われたワークショップに初めて参加してみました。

90分のうちお話がほとんどでポーズは30分もやってないと思うけど、話がとても良かった。
 

日本のヨガクラスについて

どうしてもインストラクターは来てもらったからには、と触りに(アジャストしに)行く傾向があり
生徒も、来たからにはアジャストしてほしいと思いがち。
だけどインドのアシュタンガヨガのクラスはマイソール(自主練形式)しか殆どやらないし
先生は生徒に触りにいかない。
 
それは先生の経験にもよるのだけど
子育てと同じで、1人目はすごく何から何まで構うけど、2人目は結構放置するのと同じ。
 
本来の先生の役割は1人1人、その人自身が『ヨガ』をできるようになること。
ポーズができるようになることではない。
 
#うーむ。深い。
#そんな風な考えのティーチャーがいる所へ朝マイソールに行けてるのが嬉しい。
 

ハタヨガについて

『ハタ』とは月と太陽を表す。
『ヨガ』は繋ぐ、や、一体感を意味する。
 
月と太陽とはすなわち陰と陽。
陰と陽とは相対するもので、男女、冷温、つらい楽しい、色々あるけど
ヨガの練習することでこの陰陽のバランス整え、バランスをとっていく。
そのツールが練習。
 

陰陽について

陰陽ははっきり別れるものではなく
陰の中に陽があり、陽の中に陰がある。
陰陽道の白と黒のマークがそれを現してる。
このマーク、円を二つに別けるのではなく、カーブしている。
なぜか。
これは「動き」を現す。
陰と陽を別けるものは常に動いている。
人はきっちり50%50%なことはほぼなくて、常に動いてる。
 

練習を通して何を知るか

自分の可動域を知る。
心の可動域、体の可動域。
 
練習しなきゃ!→これは陽のエネルギー。
だけどやりすぎると反動でやりたくなくなったりつらくなったりで一旦戻る。
これを繰り返すことで自分を知り、可動域を広げていく。
 
ヨガに限らず、やらなきゃとか、自分的に許せないこと
それがストレスになるようなら一旦戻る。
許せるならそれを知り、広げていく。
そんなに真面目に考えてすぎなくていい。
 

全宇宙が陰陽で遊ぶ

『ウイッラ』という言葉がある。
ハタを表すのだけど、英語にするとdivine play。『神聖なお遊び』
どういうことかというと、昔神様は1人じゃ面白くない(1人遊びは面白くない)から2人(ふたつ)にした。という話がある。
対局するいろんなものを作った。
苦楽、天地、喜怒、男女。などなど。
 
ウイッラ、というのは全宇宙が陰陽で遊んでいる状態の事を言う。
そう考えたら面白いし、遊んでるんだよ、そんな力まなくていい。
 
陰陽綺麗に50%50%にはならないし、それがゴールじゃない。
一生落ちないと言うのは人間だし無理。
 
『ヨガ』には『調和』という意味もある。
調和とは心地いいもの。心地いい間はそれを広げていく。
その反対に不調和は心地が悪いもの。それが許せる範囲か、許せない範囲か。
 
昔自分は「ヨガ」をしに行ってた。
通知表で言うなら5のラインを狙いたい気持ちで、達成しに行く、取りに行くヨガをしていた。
でもそうすると、それができなければ×で、できれば○ということになる。
 
そうではなく、今あるものを感じて、
マットの上に立ったならば、今あるものを味わうのがヨガ。
 
今日の調子はどうとか、なんでも、気付けばそれでいい。
 

ヨガの後の爽快感

ヨガの練習が終わった時、誰もが爽快感や気持ち良さがあると思う。
元々陰陽動きいているものが、どこか滞ってたり詰まっているのを
練習で動かし、流れるから気持ちいいと感じる。
 
もし不調和や自分で許せない事象があったときは
本当にそのこだわりをキープしたいのかを問うてほしい。
キープしたい時はそれを知り、範囲を広げる。
ストレスフルになっている時は一旦戻る。
 

少しpractice

スリアナマスカラAB、あと2〜3ポーズだけ練習。
とにかく『取りにいかない』練習。
呼吸、呼吸。
難しかったけど、気持ちいい。
 

参加した感想

話すごく良かった。
それよりなにより、笑顔がステキすぎる。
キラキラしてるとか、人を惹きつける、というのはあぁいう人を言うんだなーと思う。
 
ひとつ初めて感じた面白かった事が
初めと終わりにOmだけチャンティングしたけど
初めのチャンティングは、みんな『やるでぇ!』みたいな勢いがあり
めいさんの話きいて、練習した後の最後のチャンティングは
明らかに違って、ものすごく心静かな雰囲気のOmでした :)
ほんまに明らかに違いすぎてニヤニヤしてしまった。