デジタルとアナログの中庸

日常はITにどっぷり、時々市中の山居。

『自分』という世界の中での越境

この記事は『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』19日目の記事です。

昨日のエントリ@orinbouさんからバトンいただきました。

 

去年、今年とDevLOVEには相当お世話になり

自分の『外』の世界を沢山触れる事で勉強になりまくりましたが

 

『外』ばかりに学ぶところがあるのかというと実はそうではなく

『内』からも学べる。

『人は何からでも学べるのだ』ということを感じた1年でもありました。

 

『自分』という世界

まぁちっぽけなもんです。

けれどもそのかなで、誰しも

日々の生活、友達のこと、趣味のこと、仕事のこと、いろいろあります。

 

『私』という世界には大きくは仕事、あとは茶道とヨガがあります。

茶道とヨガはどちらも、先生に指導を受けるわけですが

その中で「なるほど」と思うことや気付かされること、はっとすること、毎度勉強です。

 

『自分』の中の壁をなくす

良い、悪いはないですが、プライベートと仕事

自分の中でも壁を作っている人は多いのでは。

 

私の先生は、お茶の心や所作、考え方を教えてくれるときに

私が理解できず『???』という顔をしていると

私の仕事の事や日常の事に例えてわかりやすく説明してくれます。

 

『ほら、考え方はいっしょだよ。簡単でしょ?』と。

 

確かにそうなんです。

 

全ては繋がっていて、仕事の事を茶道の事にあてはめたり

ヨガの事を仕事にあてはめたり応用したりすると

どう対処して良いかわからなかった仕事の事も、茶道の事にあてはめるてみると

そこからヒントを得られたり

新たな気づきがあったりします。

 

できる、できないは別としても

「考え方」「理屈」「理想」がわかれば、そこに向かう事はできるのです。

 

最近気づいて「うわっ!」ってなったこと

ある茶会の帰り

「いや~疲れたな~

 1回目の席は失敗したな」

 でも4回目の席は息ビッタリだったな~。」

なんて考えながら電車でガタゴト。

 

大きな茶会というのはお客様も多いので

1日の間に何回も何回もお客さんを入替えてお茶を振る舞います。

 

すべては来てくれた人に喜んで貰うため、裏方はてんやわんやしながら

お菓子を盛り付けたり

お茶を点てたり

お茶碗を片付けたり

次の席の準備をしたり。

 

色んな役割があるのだけど、茶会では「あなたはこれやって」とか

誰からも明確な役割を与えられる事はまずない。

誰もが自分で考えて動き、

そして回を重ねる度に、ここはこうしたらどう?とやり方を変えて改善しながら

だんだんと席の質があがっていく。

 

あっっ!!!!

これ!

アジャイルだwww

 

気づいたわけです。

 

繰り返しお客様を入替えて席を何度もやるのはイテレーション

裏方は各々必要と思われることを自主的に探して動く。これ完全に自己組織型。

実はこんなアナログな茶道という世界でも同じことをやっていたわけです。

 

同じだと気づいたから何なのか

何の良い事があるかというと

例えば茶会でのチームビルディングがどう形成されて、あんなにうまくいってるのか。

それを考えることで仕事で自分のチームに適用できないか、とか

一人ダメな人がいたときにどうすべきか、とか

先生が教え子をどうやって成長させようとしているか、とか。

考えるヒントを得られる。

 

そして、茶道でできてることはそこで一度体験済みなので

仕事で実施しようと思うとき、自分の中でのハードルが下がる。

自分の気持ちを超えやすい。

 

仕事との共通項を見つけるというのは

まるで「好きな人と意見が同じだった!好きな食べ物が同じだった!きゃー」的な

感覚が同じで、妙な嬉しさとワクワクがあって楽しい。

 

そうやって自分の世界の中でも越境していくと、外に越境するのと同じく

成長のスピードが上がっていき、色んな恩恵を得られると思う。

 

『人は何からでも学べる。』

 

人は突き抜ける事も大事だけど、バランスというのも大事だと思っている。

外と中とのバランス、

デジタルとアナログのバランス。

私はどちらも知ってその中間、テキト~な所でテキト~にふわふわしてたい。

 

さて、次は土肥さん、バトンをどうぞ。