デジタルとアナログの中庸

日常はITにどっぷり、時々市中の山居。

この越境、ありかなしか。

 

この記事はDevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」 76日目の記事です。
昨日のエントリa_suenamiさんからバトンいただきました。
 
自分が越境したというより、越境して貰ったお話。
 
ひとつのプロダクトでライブラリごととか機能毎に分けて複数の会社に発注することってありますよね。
私の場合「複数の会社」が4社の状況でした。
 
普通、とりまとめである私の会社の人間が右から左、左から右へ
お互いのライブラリ間のIFや
仕様をまとめたり伝えたりするんだと思う。
 
だけど、これってすごく非効率。
自分が細かい所まで理解をしてもう一方の会社に伝える、
質問もらう、なげる、答える、なげる、検討する、持ち帰る、またなげる。。。
これ自分の負荷もあがるし、伝言ゲームになるし、板挟みになるし、しんどい、と思った。
 
えぇい!しゃらくせぇ!
で、slackに関係各社全員参加させてみた。。。
 
そしたら。。。
 
楽になった!
お互いの疑問が即解決するし、私がボトルネックになる系の待ち時間も減った!
仕様決定までの話がスムーズになった!
 
ただ、
注意する必要があるのは単純に場所だけ提供しても壁はなくならない。
 
私が試みたことは、
各社に「私は細かい実装レベルの話はわからないし、申し訳ないけど直接やって〜。その方がお互い効率いいでしょ?」
というきちんと説明、的なこと
 
相手の会社から一人つれてきて、週2程度同じ場所で作業させて
お昼に言ったり飲みに行ったりして他人感をなくす、的なこと、
 
場合によっては「それはそっちの会社でやることでしょ」みたいな事が発生する。
特にテキスト上のやりとりは冷たくなりがち。
その時はコッソリ「あっちではできないみたいだから、ごめんねやってあげて」と持ち上げて言ってみたり、
slackのBotを挟んでなごませたり
ダメそうならFaceToFaceで話したり。
 
そして私はあほなんす、とへりくだるのは意外と協力な武器にもなったりする。 
 
自分を経由させないと気が済まない、なんて人も世の中には沢山いて
「仕事としては」「発注者としては」と考えるとそちらの方が正しいのかもしれない。
実際、関係各社はお互い競合だから
その会社から見たらこのやり方は私にだけ都合がいいのかもしれない。
 
でも私にはこの進め方が合ってるし
切磋琢磨、にならないかなぁとも思ってるので現時点では。。。
 
「あり越境!」です。
 
これは普通にみんなやる話なのかな。もはやわからない。。。
うまくいってるならいいかw 
次は 猫飯さん(体験から実感した“越境” - (=゚ω゚)ノ)です。