マイソールでTTC(TeacherTrainingCourse)を受けてきた
2019/12/29〜2020/03/02の約2ヶ月、4回目になるインドのマイソール。
前回が2018/12だったのでちょうど一年ぶりくらい。
とうとうTTC(ティーチャートレーニングコース)受講することにした。
というか、今考えるとすごいタイミングで行った。
このあとコロナで日本の入国も厳しくなって、インドではロックダウン。
シャラも勿論クローズになった。
有難いことに私は何の影響もなくスルッと行ってスルッと帰ってくることができて、すごいラッキーだった。
なんでTTC
TTC=Teacher Training Course、なので先生になる為のコースではある。
とはいえ、ヨガの先生になろうなんて恐れ多いというか、私のようなものがTTCだなんてという思いもあったりなかったりで
なかなか自分からは一歩踏み出せずにいたとこで、前回現地で友達になった台湾ガールがある日「一緒に受けない?」と私を誘ってくれた。
グルジであるチダナンダに近しく教えを乞いたいし、練習を深めたいし、英語も以前よりは理解できそうだし。
ということで、迷ったけどこれも流れというか良い機会かもと受講を決意。
インドに来る直前まで出張だらけで忙しくて
強引にスケジュールを突っ込んで来たから、あーやっと!と嬉しい気持ちとリラックスする気持ちと。
そしてインドで初年越し。
初詣代わりにチャームンディに行ったり。
ハイシーズンで見つからない住まい
今回は住まいがなかなか落ち着かずな滞在で2ヶ月で2回引越し。
アパート探しと移動はたいがい疲れた。
というのも、シャラートがシャラをオープンしてる期間真っ只中で、思う条件のアパートが行くまでに見つからずで結局仕方なしにシェアハウスにしたのだけど、やっぱりシェアは私には合わず、10日くらいで引越した。
ひと月分家賃は払ってて、返金してくれるはずもなく、だけど他の人に又貸ししてOKっていうので募集したら、ハイシーズンが功を奏してか意外にすぐ借りてくれる人が見つかった。ラッキー。
この、又貸しOKなんてユルユルなのはインドのいいところw
そして引越したはいいけど、オフシーズンになっても家賃を下げてくれないって事らしく次の住まいを探す羽目に。
結局3つ目がすごく落ち着いた。広くて安くて(9000Rs/月)WiFiも強い。
2Fで他に部屋ないから誰も人通らないし。
まぁ、ダメなのは洗濯機がないことと、ベランダはあるけど屋上ないくらい。部屋からも眺望ゼロ。
とは言え気に入ったので、シルバーボックス買って荷物を置いてきた。
けど、コロナで次いつ行けることになるやら。。。
本当はすぐまた行くつもりだったのになぁ。
TTCはどうだったか
良かった。
結局1月のTTCの生徒は、誘ってくれた台湾の女の子と私の2人だけ。濃密w
スケジュールはこんな感じ。
マイソールクラス以外は月〜金。
- 6:00-8:00 マイソール
- 12:00-13:00 プラナヤマ
- 14:00-15:00 月前半:解剖学(Anatomy) 月後半:アーユルベーダ
- 16:00-17:00 チダナンダのアーサナクラス
- 18:00-19:00 ヨガ哲学(Phirosophy)
スケジュール的にはぎゅうぎゅうって訳でもないけど、なんだかんだ忙しかった。
朝のマイソール終わったら家戻って風呂やら洗濯やらご飯やら食べて、ちょっとウトウトしたらあっという間にプラナヤマのクラスで、あとは中途半端に時間が空いてる感じで、小腹が空いて何か食べに行ったり家に戻って休憩したりするも、とにかく中途半端で余計に忙しく感じた。
プラナヤマの前と、チダナンダのアーサナクラスの前はお腹いっぱいだと良くないから食事のダイミングとか内容、量も気をつけてたりしたら、みるみるうちに痩せてスリムに!
帰国して体重計乗ったら-4kg!
とはいえ、帰国して3ヶ月も経つとほぼ元通りに。。。orz
残念すぎる。
それぞれのクラスの感想を簡単に
・プラナヤマ
チダナンダのお父さんが先生。
耳が遠いらしくてちょっとコミュニケーションに難ありで、若干一方通行感あるけどそのあたりをカワイイ&面白いと思えれば楽しい。
好き嫌いは分かれるところ。
私は初め1週間くらいはプラナヤマ自体もコミュニケーション的にも辛かったけど
それを超えるとプラナヤマも心地よくなってきて、コミュニケーションにも慣れてきた。
プラナヤマをこんな毎日やったのは初めてで、予想外に良かった。
日本に帰ってきてからも続けようと思えたし、実際続けられてる。毎日ではないけど。。。
チダナンダのクラス。
朝のクラスは月曜Led、以降マイソール。
夕方のアーサナクラスはプライマリーを順に詳しく解説と実践みたいな形で進む。
習ったことをちゃんとやってるか、朝のマイソールクラスではチダタンダの目が光ってる感じで、怠けるスキなくw だもんで練習いつもより頑張れた。
最終週はアジャストについて教えてもらったけど、やっぱ難しいわこりゃ。
加減がわからんし、やり方もすぐ忘れる。
こればっかりは経験。
・解剖学
ヒングリッシュじゃなく英語がちゃんとしてる女性の先生で聞き取りやすかった。
この先生自身もヨガはハタヨガもアシュタンガも経験があって、さらにアーユルベーダのPhD(博士)でもあるというかなり経験も知識も豊富で良い先生。
本も出してる。
YOGA BODY ANATOMY : INSIGHTS TO MUSCULAR MOVEMENTS (English Edition)
- 作者:Dr. SHASHIREKHA C K
- 発売日: 2017/11/15
- メディア: Kindle版
私はいい先生だと思ったけど過去TTC受けた子たちと話すと、なぜか好き嫌い分かれてた。
クラスの内容は解剖学なので体がどういう構造かという話と、ケガをしないためには的なことに始まり、ちょとアーユルベーダの域っぽいけど何を食べるべきとか食べ物の話とか。
質問にも的確に答えてくれるし、良かったよ。
・アーユルベーダ
いつもは解剖学の先生が教えてるらしいのだけど時間の都合がつかず別の先生だった。
現役のお医者さんでちゃんとアーユルベーダのPhD(博士)。
ノリのいい先生で楽しく受けれた。
内容的には基礎的なとこだと思う。
何食べたらいいとか、食べ物に関する所も多くあって、ただまぁそもそも食生活が日本と違うから、良いと言われてるものを日本で買おうとすると高くて現実的じゃないと思うとこもあったり、実践するのは相当な意思がないと難しい。
解剖学と違う先生だけに、内容擦り合わせてる訳じゃないから若干被ってる所もあったりした。
・ヨガ哲学
苦痛でしかないクラスだったorz
基本ヨーガ・スートラを勉強するんだけど、まーぁ言ってることがわからない。
ばりばりヒングリッシュって事もあるけど、なんか、ん?説明、下手??
それともこちらの理解力の問題?
1日の終わりにあるクラスとしてはなかなか辛くて、このクラス終わるとどっと疲れて帰る感じだった。
あまりにも何言ってるかわからず、このままただただ無の時間を過ごすのは勿体ないと思って、理解の助けになるかとこの本買ってKindle見ながらクラス受けてたw
あっという間に1ヶ月のコースは終わって
チダナンダの話も色々聞けたし感じれて充実した1ヶ月を過ごせた。
友達はTTCが終わったら帰国、私はそのあと1ヶ月滞在して、プラナヤマも続けることにした。
マイソールミラクル
マイソールにいるとちょこちょこミラクルが起こる。
今回はハイシーズンに来たということもあり、日本人ヨギーニにいっぱい会うことができて友達もできた。
ほんと不思議なことで、ちょっとしたタイミングが違ったら会えてないし友達にもなれてないよね、みたいな事があって。
あー、今回のマイソールも楽しかったなぁ。。。
なんだったら滞在を延ばそうかとも考えたりしたけど、今回は珍しくなんか帰らなきゃ、と、今回はもうお腹いっぱいやなと満足してた部分もあって素直に帰ってきた。
そのおかげでコロナの影響も受けずだった訳で、これまた面白い。
だって、だいたい「帰りたくなーーーーーい!」てなるのが常なので。
あとはなんと、あのラルーガにカフェで会った!
大興奮で一緒に写真撮ってもらったw
TTCの成果は?
さて、どんな成果があったか。
なんだろうなぁ。
TTCは良かったけど、こう、何かを得た!
というのではなくて、やっと入り口に立った感?奥深さをより感じた、というか。
アーサナとかで言うと、できないのができるようになったとかは特にない。
ただ、それぞれ深まった感はある。
プラナヤマは一番予想外の発見というか、TTCで新しいもの得た感バリバリあるな。
もうひとつ言うなら、ヨガを教える気はなかったけど、今は少しやってみようかなと言う気になってる。
あとは、帰国してからほぼ毎日練習をするようになってる。これはだいぶ頑張ってる。
殆ど朝ではないけどw
こう見ていくと色々変化、成果、あるか。
滞在中に変わった心境の変化も。
チダナンダからセカンドを貰うのはハードル高くて、私はプライマリーで十分だしぼちぼち練習してりゃいいやーと思ってたけど、他の人見てると、私ももうちょっと貪欲になった方がいいのかもと気持ちの変化があった。
ポーズが目的になってはいけないけど、いつまでも変化や努力がないのは良くない。
この気持ちの変化のおかげで練習も続けられてるし、まぁ、セカンド貰うのを目指すのは良い効果を生んでると思う。
そう考えると、もしTTCを受けてなかったら得られてないものだらけ。
貴重だった。
チダナンダをガッカリさせないように次行くまでに成長できてるように頑張ろう。